2023年2月21日 記事更新
監修 大井麻希/Oyaima編集長・福祉用具専門相談員
母親の誕生日、長寿のお祝いや、敬老の日、母の日…こんな記念日のタイミングは、ぜひ大切にしましょう。
特に離れて暮らしている場合は、なおさら意識し、メッセージを添えてプレゼントを贈りたいですね。
子供の頃や、実家暮らしの時は、母の日や誕生日にプレゼントをしたり、普段からちょっとした贈り物をしていた方も多いでしょう。けれど、実家を出て遠く離れて暮らしたり、自分の家族を持つようになると、どうしても親と会話する時間や、親のことを考える時間が減ってきてしまうもの。
お母さまも、「自分の世界をしっかり持っているんだな」と安心しながらも、昔に比べコミュニケーションが減ったことを少し寂しく感じているかもしれません。
だからこそ、誕生日や記念日には日頃の感謝をこめて、お母さまに喜んでもらえるプレゼントを探し、思いをこめたメッセージカードを送りましょう。
子供からの心のこもったメッセージカードは、お母さんにとって宝物です。
ふだんあまり言えないことも、メッセージカードなら恥ずかしがらずに書ける、ということもありますよね。
離れて暮らしていても気遣っているよ、という気持ちとともに、なぜこのプレゼントを選んだのか、それをどんな風に活用してもらったら嬉しいかなどを書くといいでしょう。
また、義理の母親であるお義母さまにプレゼントを贈るときにも、ぜひメッセージカードを添えましょう。
ご自身の親御さんへのメッセージよりかしこまった文章にしなければ、と思うかもしれませんが、うまく書こうとせず、「贈り物をしたかった」「喜んでくれたらうれしい」という気持ちを書けばいいのです。
お嫁さん、お婿さんからプレゼントをもらえば、「打ち解けてくれているのだな、忘れず思ってくれているのだな」と、それだけでうれしくなるはず。思いを伝えることを第一にしましょう。
なお、メッセージで義理の母親に呼びかける際に、「お義母様」や「お義母さん」と書くとよそよそしく感じる方もいるため、「おかあさま」、「お母さん」などと書かれることをおすすめします。
下の文章はケース別の文例集です。
そのまま使ったり、この例文をヒントにお母様やお義母様にふさわしい内容にアレンジしたり、自由にお使いください。
贈る心が、メッセージとともに届きますように。
そして、贈られた方も贈った方も笑顔になれますようにと、Oyaimaは願っています。
<目次>
母親・義母のキャラクターをたたえる文例
その方らしさを念頭に置いてプレゼントを選び、思いを伝えるメッセージを添えれば、ますます喜んでくださるでしょう。
おしゃれな方、趣味に没頭されている方、お仕事に励む方。それぞれの方にふさわしいプレゼントを選び、その方らしさをたたえるメッセージを送りましょう。
「いつもおしゃれなママへ。
小さい頃から、センスのいいママのファッションが私のお手本でした。
ママの好きそうな和柄のバッグを贈ります。
気に入ってくれるとうれしいな」
「お母さん、ごぶさたしているけれど、元気ですか?
指の動きが悪いと前に言っていたから、指の運動やリハビリにいいかな? と思い、写経を贈ります。
来年は、ひさしぶりに神社めぐりに行こうね!」
「お母さん、元気で過ごしていますか? 仕事があいかわらず忙しくて、足が疲れていないでしょうか?
足裏のほか、身体のあちこちに使えるマッサージ器を贈ります。
いつまでも元気で若いお母さんでいてね!」
「おかあさん ごぶさたしていますけれど、お元気ですか?
昔、おかあさんがよく家中に花を飾っていたというのを聞き、今年のプレゼントは花束にしてみました。
喜んでいただけるとうれしいです。」
母親・義母にお礼を伝える文例
行事や記念日などの節目にプレゼントを差し上げる場合、母親・義母には、これまで育ててきてくれたことへの感謝を改めて書くのも、きっと喜ばれるでしょう。
なかなか正面切ってその感謝の気持ちを伝えられないからこそ、贈り物に添えるメッセージで思いを伝えましょう。
また、先日子どもの面倒をみてくれた、何かしてもらった、という単発のお礼なら、そのときどんなに助かったかを伝えるといいでしょう。
「お母さんに育ててもらった●年間、叱られたり反抗したこともたくさんあったけど
私を思ってくれる気持ちをいつも感じていました。
ここまで育ててくれて本当にありがとう。これからもずっと元気でいてね 」
「お母さん、この間はわざわざ家まで来て、しばらく子どもたちの面倒をみてくれてありがとう。
どうしても仕事を休めない期間だったから助かりました。
こうやって、最大のピンチ、というときにいつも救ってくれるお母さん。
本当に、感謝しかありません。 私もお母さんみたいな母親になれるようにがんばります。
お礼と言ってはなんですが、おいしそうなものを見つけたので贈ります。どうか受け取ってね 」
「おかあさん、この間は無理言って手伝ってもらって、ごめんね。 でも本当に助かりました。
何かお礼をしたいと思っていろいろ考えたんだけれど、 お母さんに好きな物を選んでもらうのがいいかな、
と思って カタログギフトを贈ります。
どれを選んだか、あとで教えてね! 」
「おかあさん、子どもたちのお祝いをありがとうございました。 ふたりとも、うれしそうに身につけています。
ささやかですがお礼の気持ちを送ります。おとうさんといっしょにお召し上がりください」
母親・義母の健康や美しさを願う文例
女性は年齢とともに健康や体型、美しさなど、気になることが多くなるもの。
だからこそ、健康に過ごせ、女性としての自信や元気が出るような商品とともにメッセージを贈るのもいいですね。
いつまでも美しく健やかな女性であってほしい、という願いを込めた文例です。
「お母さん、最近少し疲れ気味だと聞いたけれど、大丈夫?
飛んでいってマッサージしてあげたいけれど、今はなかなか会えないから このマッサージ器を贈ります。
少しでも凝りをほぐして、のんびりしてくださいね」
「この間実家に行ったとき、眠れないと言っていたのが気になりました。
枕がいいとよく眠れるみたいだから、枕を贈ります。
以前に買ったもの、大分古くなってきているから、交換してみてください。
ぐっすり眠って、気持ちのいい朝を迎えられるといいね! 」
「だんだん蒸し暑くなってきたけれど、元気で過ごしていますか?たくさん水分をとって、健康に過ごしてくださいね。
庭仕事の時もすぐに水分補給してもらえるよう、水筒を贈ります。
外に出る時は、冷たいお茶を入れて持って出かけてね。」
「おかあさん、いかがお過ごしですか? 蒸し暑い日が続きます。どうかご自愛ください。
このジュースは和歌山のブランド柑橘を使用した100%果汁です。
ビタミンが足りないと思うような日に、 よろしければ飲んでみてください 」
母親・義母のこれからの人生にエールを送る文例
年齢を重ねると、ときどきこの先の人生に不安を感じることもあるかもしれません。
そんなときこそ、エールを送って元気になってもらいましょう。
贈り物とともに、あたたかい励ましの言葉を添えて、いつまでも元気でいていただきましょう。
「お母さん、元気ですか? ずっと忙しく走り続けてきたけれど、最近は時間がたくさんできましたね。
毎日のペースが変わってちょっと戸惑っているかもしれないけれど、
新しいことを始めるチャンスでもあるから、私は思いきり応援してるよ。
ドレッシングを贈ります。 これで家庭菜園の野菜をおしく食べて、またいきいきと活動してくださいね 」
「あいかわらず元気なママ。 きっと今日も忙しかったと思います。
でも、ときどき一息ついてね。 ペアのカップを贈ります。
パパと一緒にゆっくりお茶を飲んでくださいね 」
「お母さん、元気にしていますか?
私たちの独立に続きお父さんも定年退職し、やっと肩の荷が下りたのだから、
趣味や、好きなことをやってほしいな、と思っています。
そんなお母さんにちょっとしたプレゼント。
ゆっくりと入浴して明日もまたいきいきと暮らしてくださいね 」
「おかあさま 先日は本当にお疲れ様でした。
やっと一息つけましたね。さぞほっとされたと思います。
しばらくは、ぜひゆっくり過ごしてくださいね。
ほんの少しですが、お菓子を贈らせていただきました。 お茶の時間を楽しんでください 」
母親・義母の誕生日におすすめ文例
お誕生日には、お好きなものを選りすぐって贈りましょう。
気持ちが上がるような、元気なメッセージを添えるとよいでしょう。
「お母さん、お誕生日おめでとう。80歳になったとは思えない若々しさで いつも私の自慢です。
おしゃれなお母さんに似合いそうなカーディガンを見つけたので贈ります。
気に入ってくれるとうれしいな」
「Happy birthday!
お花が大好きなお母さん。普段使いできるかわいい花瓶を見つけたから贈ります。
お母さんの好きな色を選びました。 リビングに飾ってね 」
「おかあさん、お誕生日おめでとう!
『お財布が欲しい』というリクエストに応えて がま口のかわいいお財布を贈ります。
これからも元気で健康に過ごしてね。 」
「おかあさま、お誕生日おめでとうございます。
当日お伺いできなくてすみません。 子どもたちと一緒にご都合のいいときに伺いますね。
貴之さんから、おかあさまがお茶漬けがお好きと伺いました。気に入っていただければ幸いです 」