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親の介護がはじまったら、子供が最初にすべきことは?

  • 執筆者の写真: 麻希 大井
    麻希 大井
  • 2020年9月2日
  • 読了時間: 7分

更新日:2月13日

親の介護がはじまったら、子供が最初にすべきことは?

多くの場合、介護は突然始まります。

そしていざ始まったら、待ったなし。次々と様々な決断・対応を迫られます。

だからこそ、事前に介護になったときのことを考え、備えることが大切なのです。

 

<目次>

 

転倒で骨折、脳卒中で麻痺、そして認知症…介護は突然始まる


まだみなさんの親御さんがご自身で生活できているのなら、想像がつかないかもしれません。

でも、高齢になると、ある日突然、介護が必要な状態になることが多いのです。


たとえば、庭石につまづいて転んだら、打ちどころが悪くて足首を骨折。

これだけでも、買い物には行けない、お風呂にもうまく入れない状態になります。

もっと打ちどころが悪くて大腿骨を骨折したら、入院が必要にもなり、その後の歩行も今までどおりにいかなくなることが多いようです。


脳卒中などで倒れ、意識不明で救急病院に担ぎ込まれ、目が覚めたときには半身麻痺の状態になった、と言う人もたくさんいます。


あるいは、親御さんのご近所から「ガスコンロで鍋を焦がしてボヤ寸前でした」「外を歩いていたら道に迷い、警察に保護されました」などという連絡が入ることもあります。

子ども世代は気づいていなかったけれど、親御さんには認知症の症状が少しずつ進行していて、こうした行動で近所の人に発見された、という可能性は濃厚です。


昨日まで「親のことは、たまに考えればいい」、くらいに思っていても、こうなると有無を言わせず飛んでいかなくてはなりません。

すっかり変わってしまった親御さんを前に、絶句。仕事はどうする? 家事は? 子育てを中断するわけにはいかない……。

介護の知識も経験もなければ、さらに途方にくれます。


ですから、まだ親御さんが元気でも、介護の入り口の知識だけはつけておきましょう。いざというときに、とことん困るのを防げます。




地域包括支援センターや役所窓口の確認をして駆けつける


まず、介護が必要になったら、仕事や育児の都合をつけ、できるだけ早く親御さんのもとに駆け付けましょう。

そして、本人や周囲の方たちに、事情を詳しく聞きます。

救急病院に入院したのなら、看護師さんなどに状況を聞くことになります。

まずは短期間の訪問とし、事情の正確な把握に努めましょう。


そのときに、あらかじめ、その地域の「地域包括支援センター」の連絡先や、役所の高齢者担当の窓口の電話番号などを調べてから訪ねましょう。

どちらも介護が必要になったら、コンタクトが必要になります。

両方とも週末や夜間などは連絡がつかないので、できれば親御さんのもとに出かけるのは平日がベターです。

地域包括支援センターには、あらかじめ連絡をして、訪問期間中に出向いて相談ができればベストです。そうすると、その後の対処が非常にスピーディに進みます。


地域包括支援センターは、地域ごとに設けられた「高齢者福祉のワンストップ相談所」のようなもの。

介護・福祉・健康・医療など、様々な面から支援を行います。

カイゴの「カ」の字もわからない家族にも、わかりやすく今後のアドバイスをしてくれ、地域の介護保険サービスや介護保険外のボランティアやNPOなどのサービスも教えてくれるでしょう。


けれど、介護保険サービスを使おうと思うなら、「要介護認定」をして、認められなければ使えません。

これも、地域包括支援センターで親御さんの心身の状況を話してみて、申請の仕方などを教えてもらいましょう。

離れた地域からでも、電話である程度話を聞くことはできます。

要介護認定の申請書を出すなら早めに


要介護認定の申請書は、住まいのある市町村の役所の担当窓口に申請します。

申請書については、本人や家族が行うほか、地域包括支援センターや、近い将来使うことになる介護保険サービスのプランを立てる、ケアマネジャーに代行してもらうことができます。

この申請が認められれば、介護保険サービスを利用することができます。

結果は、申請書を出してから1か月程度かかることが多いですが、認定されたら、申請書を出した日にさかのぼって介護保険サービスの利用が可能になります。


そうした理由で、地域包括支援センターには早めにコンタクトをとったほうがいいのです。仕事の都合などで親御さんのもとに駆け付けるのが週末に限られてしまうのなら、電話番号などを調べて、あとで連絡するといいでしょう。




病院に入院したら、病院の相談員と話をしよう


親御さんがケガや病気で入院し、今後は今まで通りの暮らしができそうもない、となったら、病院の相談員(専門の看護師の場合もある)と連絡を取りましょう。

病院に駆け付けたときに、昼間であれば、まず窓口に行ってみることをお勧めします。

親御さんの状況によっては、病院のほうから専門の相談窓口を案内され、そこで相談するように言われることもあるでしょう。


病院の相談員の窓口では、退院後の患者さんの生活支援をしてくれます。患者さんが今後一人で暮らすが大変となれば、介護のサービスにつないで家での生活のサポートのきっかけを作ってくれたりします。

まだ継続してリハビリをする必要があれば、リハビリ病院につないでくれることもあります。

退院して自宅に戻っても家族が介護することができず、自宅暮らしは難しいということになれば、介護施設などへの入居のヒントもくれるでしょう。


最近は、病院の入院期間がどんどん短くなり、かなり重い病気やケガでも、2週間以内の退院が多くなりました。

入院したとたんに退院の話になり、気持ちの整理もつかず、退院後の生活状況も整わないまま退院の日を迎えることも多いのが現状です。

仕事や家庭の事情はあるでしょうけれど、親御さんの退院後の暮らしを決めるために、ある程度の時間を割く必要はあるでしょう。

会社員は介護休業法による休暇も。周囲の方からの情報も頼りにして


退院後、介護保険サービスを利用して訪問介護やデイサービスなどを使う、あるいは介護施設に入所するなどなると、生活が大きく変わります。

本人もそれについていくのは大変ですが、子ども世代もやることがたくさんあって大変です。

介護保険サービスを使うとなると、どの事業所とも長い確認時間の上、契約書にサインするという過程を経なければならず、親御さんの状況把握や今後の方針などを打ち立てるにも時間がかかります。


仕事を持っている方は、仕事を休むことに躊躇があると思いますが、社会的には介護のために仕事を休むことはきちんと認められ、介護休業法なども整えられています。

会社の就業規則などをよく見てみましょう。

もし規約になくても、ご自身が対象の労働者と認められれば、法に基づいて有休をとれる場合は多いです。

詳しくは以下の資料を参考にしてください。


介護の状況はひとりひとり違うので、対処も判断も難しい面があり、悩みも多いかもしれません。でも、一人で悩んでいないで、周囲の方たちに公表することをおすすめします。

会社の同僚や上司、近所の方などにも、介護の経験者はたくさんいます。

これまでそんな話をしてこなかった場合も、話してみれば、「私もこうだった、大変だったけれど、こんなふうに対処した」と具体的なヒントをくれる方も多いでしょう。

また、何も言わずに黙っていた上司が、「うちの母の介護も大変なんだよ。君も体を壊さないで」と優しい言葉をかけてくれることもあります。


会社には迷惑をかけられない、という思いはあると思いますが、介護や育児に時間を取られるのは、市民としてはあたりまえのこと。企業もそうした個人的な事由を理解した上で雇用するのが当然の社会となりました。

ひとりで抱え込まず、周囲や制度に助けてもらいながら、介護に取り組んでください。




   母親・父親の介護予防にプレゼントやメッセージを


親が長く元気に暮らせて健康寿命が延びると、家族が介護をする期間も減ります。

そのためには、楽しみや張り合いのある生活が重要です。


親にとって、子供や孫とのコミュニケーションは大きな楽しみ。

単調になりがちな日々の刺激にもなります。

誕生日や、母の日・父の日にプレゼントを贈ったり、日頃の感謝をまめに言葉にして伝えることは、介護予防の観点からもおすすめです。


Oyaimaでは、年配の方向けのプレゼントの選び方やおすすめ商品をご紹介しています。

親や祖父母を気遣うあなたのその気持ちを、ぜひ、ギフトという形で届けてみませんか。



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