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親のことが気になり始めたら、実家に顔を出す回数を増やそう

  • 執筆者の写真: 麻希 大井
    麻希 大井
  • 2020年1月29日
  • 読了時間: 7分

更新日:2月13日

親のことが気になり始めたら、実家に顔を出す回数を増やそう

年齢的にも健康面でもそろそろ親のことが心配…となったら、今までより頻繁に実家に顔を出すようにしましょう。

特に実家から離れて暮らしているなら、少しでも親の生活を知っておいたほうが、あとあとあわてずにすみます。

とはいえ、このコロナ禍は、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の出ているエリアだと、なかなか行けないのも実態です。

頻繁には行けない分、行ったときに気になることをまとめてチェックできるよう、以下を参考にしてみてください。

 

<目次>

 

高齢者を狙う悪徳業者にだまされていないか確認


東京で忙しく働き、3人の子どもの母親でもあるAさん(52歳)は、3年ぶりに実家を訪ねて、何かいやな予感がしたといいます。

家の様子が前と少し違う。かといって、大きな変化があるわけでもない。

「おかあさん、模様替えしたの?」と尋ねると、

「ううん、別に。でもちょっとリフォームしたのよ」と。


えっ!? と声を上げました。そういえば、一部屋だけ壁紙を変えた形跡がある。

でも、なんだか中途半端。

「どこにお願いしたの?」と聞くと、

「親切にしょっちゅう訪ねてきてくれたリフォーム屋さん。領収書は引き出しにあるわよ」と。

あけてみると、3つの領収書があり、いずれも100万円以上の金額です。

でも400万円近くのリフォームとは思えないような、申し訳程度のリフォームなのです。


こんな高齢者を狙う業者がたくさんあります。

ひとりで暮らしていると誰とも話すことがなく1日が過ぎていくので、訪問販売やこうした業者が来ると、つい話し込んでしまうこともあり、だまされやすいのです。


こうした被害を未然に防ぐためにも、親の実家には度々顔を出したほうがいいですね。


訪ねるときは、特別なことをしなくてもいいのです。

きっと、これまでより頻繁に来てくれるだけでも、親はうれしいでしょう。

でかけて不在にしているといけないので、前もって連絡した上で、気軽に訪ねましょう。

そして、短時間で帰ってもよいのです。親の様子を見届けるためなので、まあまあ大丈夫そうだ、と思えば、今回の任務終了、です。

ただ、「遊びに来たよ」という気軽さを装いながら、さりげなくチェックするポイントだけは押さえましょう。




できれば手土産を持って行こう


訪ねるときは、ちょっとしたお土産や、何かの用事があるといいですね。

「心配で様子をチェックしに来たな」と思うと、信用されていないように感じいやな気分になる方もいるかもしれません。


でも、「お母さんが好きな●●屋の和菓子を思い出したら、つい一緒に食べたくなって」「用事で近くに来たから」というような言い方をすれば、気持ちがほぐれると思います。

お茶とおいしいお菓子を前に、近況を聞き、生活に支障がないか、和やかな話の中で聞き出します。

部屋を見回して「ちょっと変」な空気がないかを感じる


まず、Aさんのように、「なんとなく家の様子が違う」感じを察知しましょう。

家具の配置が違う、今までなかったような段ボール箱などが積んである、などということがあれば、大きな買い物をしたかもしれません。

訪問販売で買った様子の布団などが押し入れに入っていないかも、そっと押し入れを開けてたしかめましょう。


「いつも頼んでいる水道屋さんって、どこだっけ? 連絡先教えて。パンフレットとかあるかな?」

などと言いながら、アドレス帳や引き出しの中もチェック。


これまで記載のなかったような業者の電話番号がメモしてある、名刺がはさんである、引き出しにどこで払ったかわからないような領収書が入っているなどがあれば、「これって何?」と平静を装って聞いてみるのもよいと思います。




近所の方などに挨拶をして変わったことがないか聞いてみる


高齢の親がひとりだけや、夫婦だけで暮らしているなら、ご近所に挨拶に行くのはマストと考えましょう。

親が仲良くしている方、自治会の会長さん、民生委員など、頼りになる人には、連絡先を渡すなどして挨拶をしておくとよいですね。

特に、ぜひ民生委員さんには一声かけて、なにかと気にしてもらってください。

そして、何か変化があったら、自分のところに連絡してもらうようお願いしておきましょう。


高齢者のひとり暮らしや、老老介護の状態の二人暮らしの世帯に対しては、民生委員さんや地域の自治会などが気づいていれば何かと気にして観察してくれます。

しかし、何か危険があると察知しても、家族の連絡先を知らないと、報告のしようがありません。

電話番号やメールアドレスなどを伝え、気になることがあれば状況を伝えてもらうよう、お願いしましょう。


要介護認定を受けている場合は、担当ケアマネージャーに挨拶をし、今後の方針をすりあわせましょう。

ケアマネージャーは月に1度は親御さんと面談し、介護についても話し合っています。

そのため、親御さんご自身以上に、心身の状態の変化、今後必要になるであろうことなどをよくわかっている場合が多いです。

親御さんの介護についての希望や受けたいサービスも面談で把握しているはず。

親御さんにふさわしい介護をケアマネージャーさんと話してみてはいかがでしょうか?

可能なら、親御さんと一緒にケアマネージャーと面談してもいいですね。




家の中が乱雑だったら一緒に片付ける


若い頃はきれい好きだったとしても、高いところやすみずみに手が届かず、身体も以前頼動きにくくなっているため、家の中が乱雑になっていることは多いでしょう。

親御さんに「どこか掃除とか片付けをしてほしいところはある?」と聞き、「ここをやってほしい」といわれたら、ぜひやってあげましょう。


換気扇やエアコンの掃除、お風呂の大掃除は、介護保険サービスではなかなかやってもらえません。

高齢で足腰が弱った状態で脚立に乗るのはとても危険なので、元気な子ども世代がかわりにやってあげるべきです。


捨てられないものが多くて乱雑になっているのなら、一緒に片付けながら、捨てましょう。ただしこのとき、勝手に捨てるのは御法度です。

他人から見れば捨てるべきものでも、本人には大事な宝物という場合もあるのです。

だれかにもらった思い出の品であれば、なかなか捨てられないでしょう。

でも、「どうしようかな……」と悩んでいるようなら、「写真に撮って残しておくのはどう?」と提案し、「それ、いいアイデアね」となれば、目の前で写真を撮り、確認してから、ものを捨てるようにします。

この方法だと、処分することに躊躇がないとケースも多いでしょう。

片付けすぎないことも肝心! かえって事故のもと


親御さんの家をきれいにしたくて、どんどん捨ててしまうのはよくありません。

乱雑に見えてもそれなりに確保されている動線があり、それを毎日の生活に生かしてきていたはずです。

いきなり片付けすぎると、その動線が乱れてしまい、暮らしにくくなります。


こたつにすわって、手の届くところに、必要なものを置いておくのが習慣だったかもしれません。

キッチンの上棚の調理道具に手が届かず、コンロまわりにたくさん集めてあるのかもしれません。

「理由のある乱雑さ」はそのまま受け止め、本人が「片付けてもいいかな」と思うような部分を片付けるようにします。


何度も行っていれば、だんだん親御さんの価値観もわかってきます。

その価値観に沿って、家の中の整理をつけたいですね。

見回してみると、ちょっと関与したほうがよさそうだ、ということも見つかるでしょう。




   母親・父親の介護予防にプレゼントやメッセージを


親が長く元気に暮らせて健康寿命が延びると、家族が介護をする期間も減ります。

そのためには、楽しみや張り合いのある生活が重要です。


親にとって、子供や孫とのコミュニケーションは大きな楽しみ。

単調になりがちな日々の刺激にもなります。

誕生日や、母の日・父の日にプレゼントを贈ったり、日頃の感謝をまめに言葉にして伝えることは、介護予防の観点からもおすすめです。


Oyaimaでは、年配の方向けのプレゼントの選び方やおすすめ商品をご紹介しています。

親や祖父母を気遣うあなたのその気持ちを、ぜひ、ギフトという形で届けてみませんか。



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